電気入門
総合情報.com

電気の基礎入門及び電気工事士資格対策サイトです。

Sponsored link

通信講座

第二種電気工事士速習講座

第二種電気工事士速習講座

SATの通信講座

当サイトが一番お勧めしている通信講座

Yahoo! JAPAN

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

電気理論

電気抵抗と抵抗率及び導電率

電気をよく通す物質を「導体」と呼び、電気を通しにくい物質を「絶縁体」という。

また、導体と絶縁体の中間の位置する性質のものを「半導体」と呼びます。

電気抵抗と抵抗率及び導電率

導体の物質

半導体の物質

絶縁体の物質

電気抵抗と抵抗率

電気の流れを妨げる働きを「電気抵抗」または「抵抗」という。
記号はRで単位は「Ω」(オーム)で表します。
電気抵抗は、物質の形状や長さに左右されるので、物質固有の電気の電気抵抗率を用いて表します。
ただ単に抵抗率とも言います。

抵抗率が大きい物質ほど電気が流れにくい物質ということになります。

抵抗率の記号はρで表し、単位は[Ω・m](オーム・メートル)で表します。

金属などの導体は、温度が上がると抵抗率も大きくなります。

物質固有が持っている電気抵抗(R)は導体の長さに比例し、断面積に反比例します。

電気抵抗と抵抗率及び導電率

電気の流れやすさを表す導電率

抵抗率の逆数を「導電率」と言います。
記号はσ(シグマ)、単位は[S/m]で表します。
また、万国標準軟銅の導電率を100%とし、これに対する各材料の導電率の 比をパーセントで表したものを「%導電率」と呼びます。

導体の種類抵抗率[ρ]%導電率
0.0162106
軟銅0.017297~100
硬銅0.01896~98
0.02472
アルミニウム0.026262
タングステン0.05530
0.117
ニクロム1.01.7
練習問題1

A、B2本の同材質の銅線がある。Aは直径1.6mm、長さ20m、Bは直径3.2mm、長さ40mである。
Aの抵抗はBの抵抗の何倍か?

練習問題1の解答

この場合は同材質の銅線であるから、AもBも抵抗率は同じなので考えなくてもよいと思います。
従って長さに比例し、断面積に反比例します。

円の面積は半径x半径xπで求めることが出来ます。

Aは直径が1.6mmなので
0.8 x 0.8 x 3.14 = 2[m2]
Bは直径が3.2mmなので
1.6 x 1.6 x 3.14 = 8[m2]

従って
A = 20[m] / 2 x 10-6[m2]
B = 40[m] / 8 x 10-6[m2]

になり、答えは2倍になります。


電気の基礎
電気の基礎
電気抵抗と抵抗率及び導電率直流回路と交流回路直列接続と並列接続
合成抵抗直流回路合成抵抗の問題
電力感電とは
交流
交流
交流回路皮相電力・有効電力・無効電力コイル、コンデンサの電気的特性
合成インピーダンス(RL直列回路)合成インピーダンス(RC直列回路)合成インピーダンス(RLC直列回路)
交流の直列回路・並列回路に関する問題三相交流回路の基本的な考え方 電圧降下
単相三線式(平衡負荷の場合)単相三線式の中性線の断線
Sponsored link

ページのトップへ戻る