電気理論
直流回路と交流回路
電気で扱う電気回路には大きく分かれて2つあります。
直流回路(DC)と交流回路(AC)です。よく電圧測定などに使用するテスタを見るとAC,DCと表記されていますが、
そのことを意味しています。
まずは、直流回路と交流回路を見ていきます。
大きく違うのが電源が直流電源であるか交流電源であるかの違いです。
直流電源で発生する電圧を直流電圧、交流電源から発生する電源を交流電圧と言います。
また、直流電源で流れる電流を直流電流、交流電源で流れる電流を交流電流と言います。しかし、この直流と交流では性質は全く異なります。
直流電圧と交流電圧の違い
直流電圧
直流電圧とは、ずっとプラスの電圧、若しくはずっとマイナスの電圧のことを言います。
つまり、
下図も、ずっとマイナスの電圧なのでこれも直流電圧となります。
直流電圧の代表的なものに電池があります。
電池には+と-がありますよね。
交流電圧
交流電圧とは、プラスとマイナスを交互に繰り返す電圧のことを言います。
つまり、時間がたつにつれてプラスになったりマイナスになったりする電圧です。交流電圧のもっとも基本的な交流電圧は、正弦波交流電圧
以下が最も基本的な正弦波交流電圧の波形です。
- 最大値
- 実効値
最大値とは波形の最大のところです。
つまり
実効値
一般に商用電源について電圧を交流100[V] と言うように,交流の電圧を言う場合,実効値で示すのが慣例です.実効値とは、最大値のおよそ70%の値とされています。
ただ、計算で求めるとすると
実効値100[V]の正弦波交流電圧の最大値を求めなさい。
- 100
- 141
- 173
- 200
141
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