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配電設計と電気工事

幹線に求められる許容電流

幹線の許容電流(電流の太さ)は、負荷の定格電流の場合よって決まります。
特に負荷に電動機は始動するときに大きな電流が流れるため、余裕をもって許容電流を決めなければいけません。

電動機の定格電流が小さい場合

電動機の定格電流の総量IMが、その他の負荷の定格電流の総量IHより小さいか等しい場合は以下のように幹線の許容電流は決まります。

配電設計

幹線の許容電流はIWは

配電設計
になります。

電動機の定格電流が大きい場合

電動機の定格電流の総量IMが、その他の負荷の定格電流の総量IBより大きい場合は、以下のように幹線の許容電流は決まります。

配電設計

幹線の許容電流はIWは

配電設計

になります。

練習問題1

図のように三相電動機と三相電熱器が低圧屋内幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[A]は?
需要率は100[%]とする。

配電設計

練習問題1の解答

この問題の場合まず、電動機の定格電流の総量を求めます。
電動機はMなのでそのの総量は25Aと15Aの40Aになり、電熱器はHなのでその総量は10Aと10Aの20Aになります。

従って電動機の総量は電熱器より大きく、50A未満なので

1.25IM + IH

より求めます。

1.25 x 40 + 20 = 70Aになります。

練習問題2

図のような電動機Mと電熱器Hに電力を供給する低圧屋内幹線がある。この幹線の電線の太さを決める根拠となる電源の最小値(A)は?
ただし、需要率は100%とする。

配電設計

この問題の場合まず、電動機の定格電流の総量を求めます。
電動機はMなのでそのの総量は30Aと30Aの60Aになり、電熱器はHなのでその総量は20Aになります。

従って電動機の総量は電熱器より大きく、50A以上なので

1.1IM + IH

より求めます。

1.1 x 60 + 20 = 86Aになります。


配電設計と電気工事
配電設計と電気工事
電気設備基準の規定配電方式絶縁電線と許容電流
幹線に求められる許容電流電灯やコンセントの分岐回路接地工事
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