電気豆知識
感電の危険性
最近誤った認識で電気工事等を行っている方が多くいます。
とても危険です。
最悪感電死に至るケースがありますので、ここでは感電の危険性について話します。
大きな間違いです。
感電で最も重要なことは電圧ではなく電流です。その一例としてスタンガンがあります。
スタンガンとは、内部の電源回路で高電圧を発生させ、電極部を相手に接触させることにより、筋肉を強制的に収縮させ、しばらくの間、行動不能にする。電圧は、5万 - 100万ボルトである。電圧は高いが、電流は数ミリアンペアと非常に低く抑えられている為、殺傷能力はないとされる。高電圧のモデル(110万ボルトのものもある)や、超小型のより低電圧のモデルが存在する。30万ボルト以上のものになると、厚手の服の上からでも効果があり、50万ボルト以上になると皮製のジャンパーや厚手の毛皮コートの上からでも効果があるとされる。
つまり高い電圧をかけても、電流は数ミリなので気絶させることはありますが殺傷能力はないのです。
インターネットで感電を調べたら以下の用に記載されていました。
感電(かんでん)とは、電撃(でんげき)、電気ショックとも呼ばれ、電気設備や電気製品の不適切な使用、電気工事中の作業工程ミスや何らかの原因で人体または作業機械などが架線に引っかかる等の人的要因、或いは機器の故障などによる漏電や自然災害である落雷などの要因によって人体に電流が流れ、傷害を受けることである。1番身近な感電ではドアノブなどを触ったときに起こる『静電気』がそうです。
実はあの時に皆さんの人体には電流が流れています。感電の危険度を決めるポイントは3つです。
- 流れる電流の大きさ
- 電流の流れた時間
- 電流が流れた経路
電流が流れることによる人体への症状
1mA | 電流が流れるのを軽く感じる程度 |
5mA | 痛みを覚える |
10mA | 我慢できないほどの痛み |
20mA | 筋肉が痙攣して動けない。呼吸困難も |
50mA | 非常に危険な状態。わずかな時間でも命が危険! |
100mA | 致命的な大ダメージで死亡する |
感電すると皮膚が”やけど”をした後みたいに赤くなります。時には、電流がどこから入って抜けていったのか分かるくらいに皮膚の色が変わることもあります。
感電を防ぐためには
- 電気機器にはアース(緑色の接地線)を施す
- 漏電ブレーカーを設置する
- 濡れた手で機器・コンセントに触れない
- 電気機器を濡らさない
- 破損・劣化したものはすぐに修理をしてもらうこと
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