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令和7年度上期

問題1

【解説】

問題よりスイッチS1を閉じスイッチS2を開いた時なので以下のようになります。

1

この場合の合成抵抗を求める問題です。
Siを閉じるとS1の部分が短絡状態になり、その上の30Ωには電流が流れません。
またS2を開いているのでその部分も電流が流れません。
従って電流は以下のように流れます。

1

つまり、合成抵抗は30Ωと30Ωの直列接続になりますので
30 + 30 = 60Ω
になります。

【答え・ロ】

問題2

【解説】

抵抗を求める公式は以下になります。

1

ここで問題より電気抵抗Rと抵抗率は等しくなります。
つまり
Aは断面積なので
]断面積を求める公式
直径 x 直径 x 3.14で求めることができます。
従って直径1.6mmの断面積は
1.6 x 1.6 x 3.14 = 80.384mm2
になります。
従って長さが8mなので以下のようになります。

1

1

【答え・ハ】

問題3

【解説】

熱量の公式で求めることができます。
熱量H=I2Rt
まずここでのtの単位は秒なので問題では1時間に発生する熱量を求めないといけません。
従って以下のように計算します。
1時間は
60 x 60 = 3600秒
H=102 x 0.2 x 3600 = 72000=72kJ

【答え・イ】

問題4

【解説】

この問題は電源電圧102 V,抵抗の両端の電圧が90 Vが分かっていますのでこの場合の力率は以下の公式で求めることができます。
力率cosΘ= VR / V x 100
cosΘ= 90 / 102 x 100 = 88.2%

【答え・ハ】

問題5

【解説】

この問題はスター結線です。
スター結線の場合は
線電流=相電流
線間電圧=√3 x 相電圧

問題より線間電圧200Vとなっているので
相電圧は以下のようになります。
200 = √3 x 相電圧
相電圧=200 / √3=115.6V
次に抵抗とコイルのインピーダンスを求めます。
抵抗が8Ωでコイルが6ΩなのでインピーダンスZは以下のようになります。

1

あとはオームの法則より
V = I x Z
I = V / Z=115.6 / 10 = 11.56 =11.6

【答え・ロ】

問題6

【解説】

電圧降下の問題なので電圧降下の式を用いります。

今回は単相2線式回路です。
問題より配線の長さが100mです。
負荷電流が10A
順に計算をしていき電圧降下が4V以下になるものを探していかなければなりません。

電線の太さが5.5mm2の場合
1 km 当たりの導体抵抗は、3.33となっています。
従って100mの場合の導体抵抗は
3.33 x 0.1 = 0.333
になります。
電圧降下の式に代入すると
2 x 10 x 0.333=6.66V
になり4Vを超えていますので不適切になります。
電線の太さが8mm2の場合
1 km 当たりの導体抵抗は、2.31となっています。
従って100mの場合の導体抵抗は
2.31 x 0.1 = 0.231
になります。
電圧降下の式に代入すると
2 x 10 x 0.231=4.62V
になり4Vを超えていますので不適切になります。
電線の太さが14mm2の場合
1 km 当たりの導体抵抗は、1.30となっています。
従って100mの場合の導体抵抗は
1.30 x 0.1 = 0.130
になります。
電圧降下の式に代入すると
2 x 10 x 0.130=2.6V
になり4Vを超えていないので適切です。
電線の太さが22mm2の場合
1 km 当たりの導体抵抗は、0.82となっています。
従って100mの場合の導体抵抗は
0.82 x 0.1 = 0.082
になります。
電圧降下の式に代入すると
2 x 10 x 0.082=1.64V
になり4Vを超えていないので適切です。 ここで問題より電線の最小太さ(断面積)[mm2
とあるので
最小はハの14mm2となります。

【答え・ハ】

問題7

【解説】

この問題で気を付けるポイントは抵抗負荷が20Aと10Aあります。
つまりこの回路は平衡負荷ではないので真ん中の中性線にも電流が流れるのでこのことを考慮して電圧降下を求めていかなければなりません。

1

電圧降下の問題なので電圧降下の式を用いります。
この問題は単相3線式なのでIrで求めます。
上の線の電圧降下は電流が20Aが流れており、電線の抵抗が0.1Ωです。
従って電圧降下は
20 x 0.1 = 2V
になります。
中性線には電流が10Aが流れており、電線の抵抗が0.1Ωです。
従って電圧降下は,br /> 10 x 0.1 = 1V
になり
a-b間の電源電圧が103Vなので
103-2-1=100V
になります。

【答え・ロ】

問題8

【解説】

この問題は以下のことを覚えておかなければなりません。

単線より線
太さ許容電流値太さ許容電流値
1.6[mm]27[A]2[mm2]27[A]
2.0[mm]35[A]3.5[mm2]37[A]
2.6[mm]48[A]5.5[mm2]49[A]
3.2[mm]62[A]8[mm2]61[A]
14[mm2]88[A]

断面積5.5 mm2の許容電流値は49[A]です。
また問題より
電流減少係数は0.70となっています。
従って
49 x 0.70=34.3
になりますので最も近いロが正解です。

【答え・ロ】

問題9

【解説】

分岐回路には、“原則として”幹線の分岐点から3m以内に「開閉器及び過電流遮断器」を設けなくてはなりません。
とありますが例外があります。
まず以下の表は覚えておいてください。

分岐点からの電線の許容電流が、幹線の許容電流の55%以上制限なしに施設できる。
分岐点からの電線の許容電流が、幹線の許容電流の35%以上分岐点から3m超8m以下に施設できる。
上記にあてはまらない場合分岐点から3m以下に施設できる。

重要なポイントとして

となります。
問題より幹線からの距離は、6mとなっています。
6mは
分岐回路の過電流遮断器の施設位置が3mを越え8m以下のときは、0.35×過電流遮断器の定格電流に該当します。
従って定格電流が100Aなので
100 x 0.35 = 35[A]
になります。

【答え・ロ】

問題10

低圧屋内配線の分岐回路の設計で,配線用遮断器,分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組合せとして,適切なものは。
ただし,分岐点から配線用遮断器までは3 m,配線用遮断器からコンセントまでは8 m とし, 電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。
また,コンセントは兼用コンセントではないものとする。

1


【解説】

この問題は以下の表を覚えておかないといけません。

分岐回路の種類過電流遮断器の
定格容量
コンセントの
定格電流
電線太さの最小値
15[A]分岐回路15[A]15[A]以下直径1.6mm以上(または2mm2以上)
B20[A]分岐回路
配線用遮断器
20[A]以下20[A]以下直径1.6mm以上(または2mm2以上)
20[A]分岐回路20[A]のヒューズに限る20[A]直径2mm以上(または3.5mm2以上)
30[A]分岐回路30[A]以下20[A]~30[A]直径2.6mm以上(または5.5mm2以上)
40[A]分岐回路40[A]以下30[A]~40[A]断面積8mm2以上
50[A]分岐回路50[A]以下40[A]~50[A]断面積8mm2以上

イは30Aの分岐回路です。
電線の最小太さは、2.6㎜以上(5.5㎜2以上)です。
コンセントの定格電流は、20~30Aとなっています。
問題のイですが電線の太さが2.0なので基準値を満たしていないので不適切です。
コンセントの定格電流は、20Aとなっているのでコンセントについては基準値を満たしています。
ロはB20Aの分岐回路です。
電線の最小太さは、1.6㎜以上(2mm2以上)です。 コンセントの定格電流は、20A以下となっています。
問題のロですが電線の太さが2.6mmとなっており、基準を満たしているので適切です。
しかしコンセントが30Aとなっており基準値を満たしていないので不適切です。
ハはイと同じく30Aの分岐回路です。
電線の最小太さは、2.6㎜以上(5.5㎜2以上)です。
コンセントの定格電流は、20~30Aとなっています。
問題のハですが電線の太さが5.5㎜2となっているので、基準を満たしているので適切です。
しかしコンセントの定格電流は、15Aとなっているので不適切です。
二はロと同じB20Aの分岐回路です。
電線の最小太さは、1.6㎜以上(2mm2以上)です。 コンセントの定格電流は、20A以下となっています。
電線の太さが2.0mmとなっていて、基準の「1.6㎜以上」を満たしているので適切です。
コンセントについても20A以下で基準を満たしているので適切です。
従って電線の太さとコンセントの定格電流が両方とも満たしている二が正しいです。

【答え・二】

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