過去問題ー計算問題以外の解説5
問題41
- 低圧屋内配線の電路と大地間の絶縁抵抗を測定した。「電気設備に関する技術基準を定める省令」に適合していないものは。
- イ.単相3線式100/200Vの使用電圧200V空調回路の絶縁抵抗を測定したところ0.16MΩであった。
- ロ.三相3線式の使用電圧200V(対地電圧200V)電動機回路の絶縁抵抗を測定したところ0.18MΩであった。
- ハ.単相2線式の使用電圧100V屋外庭園灯回路の絶縁抵抗を測定したところ0.12MΩであった。
- ニ.単相2線式の使用電圧100V屋内配線の絶縁抵抗を,分電盤で各回路を一括して測定したところ,1.5MΩであったので個別分岐回路の測定を省略した。
【解説】
下記表は暗記する必要があります。

従って0.16MΩは問題ありません。
ロは三相3線式の使用電圧200V(対地電圧200V)なので絶縁抵抗値は、0.2MΩ以上なければなりません。
従って0.18MΩは不適合です。
ハは単相2線式の使用電圧100Vなので絶縁抵抗値は、0.1MΩ以上です。
従って0.12MΩは問題ありません。
二ですが正しい記述と思います。
明らかに不適合なのはロです。
【答え・ロ】
問題42
- 単相2線式100V回路の漏れ電流を,クランプ形漏れ電流計を用いて測定する場合の測定方法として,正しいものは。





【解説】
正しいのはイです。
この問題単相2線式100V回路なので[黒][白]線を挟んで測定します。
緑線は接地線なので接地線まで一緒に挟まないように注意が必要です。
【答え・イ】
問題43
- 電気の保安に関する法令についての記述として,誤っているものは。
- イ.「電気工事士法」は,電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め,もって電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的とする。
- ロ.「電気設備に関する技術基準を定める省令」は,「電気工事士法」の規定に基づき定められた経済産業省令である。
- ハ.「電気用品安全法」は,電気用品の製造,販売等を規制するとともに,電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することにより,電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とする。
- ニ.「電気用品安全法」において,電気工事士は電気工作物の設置又は変更の工事に適正な表示が付されている電気用品の使用を義務づけられている。
【解説】
イは正しい記述です。
電気工事士法は,電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め, もって電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的とする。
ロは誤りです。
正しくは「電気設備に関する技術基準を定める省令」は,「電気事業法」の規定に基づき定められた経済産業省令である。
ハは正しい記述です。
そのままです。
「電気用品安全法」は,電気用品の製造,販売等を規制するとともに,電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することにより,電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とする。
二は正しい記述です。
そのままです。
「電気用品安全法」において,電気工事士は電気工作物の設置又は変更の工事に適正な表示が付されている電気用品の使用を義務づけられている。
【答え・ロ】
問題44
- 「電気設備に関する技術基準を定める省令」における電圧の低圧区分の組合せで,正しいものは。
- イ.直流にあっては600V以下,交流にあっては600V以下のもの
- ロ.直流にあっては750V以下,交流にあっては600V以下のもの
- ハ.直流にあっては600V以下,交流にあっては750V以下のもの
- ニ.直流にあっては750V以下,交流にあっては750V以下のもの
【解説】
この問題は知識問題として知っておく必要があります。
直流にあっては 750V以下、交流にあっては600V以下のもの
です。
従って正しいのはロです。
【答え・ロ】
問題45
- プルボックスの主な使用目的は。
- イ.多数の金属管が集合する場所等で,電線の引き入れを容易にするために用いる。
- ロ.多数の開閉器類を集合して設置するために用いる。
- ハ.埋込みの金属管工事で,スイッチやコンセントを取り付けるために用いる。
- ニ.天井に比較的重い照明器具を取り付けるために用いる。
【解説】
正しいのはイの多数の金属管が集合する場所等で,電線の引き入れを容易にするために用いる。
です。
ロの説明は分電盤です。
ハの説明はスイッチボックスです。
二の説明は思いつかないのですが天井に照明器具等を付けるには引っ掛けシーリング等を用いります。
【答え・イ】
問題46
- 使用電圧が300V以下の屋内に施設する器具であって,付属する移動電線にビニルコードが使用できるものは。
- イ.電気扇風機
- ロ.電気こたつ
- ハ.電気こんろ
- ニ.電気トースター
【解説】
ビニルコードは、耐熱性がないので、電熱機器や電球線には使えません。
従って
ロの電気こたつ、ハの電気こんろ、二の電気トースター
は電熱機器です。
【答え・イ】
問題47
- 過電流遮断器として低圧電路に施設する定格電流40Aのヒューズに80Aの電流が連続して流れたとき,溶断しなければならない時間[分]の限度(最大の時間)は。
- イ.3
- ロ.4
- ハ.6
- ニ.8
ただし,ヒューズは水平に取り付けられているものとする。
【解説】
以下の表を覚えておく必要があります。


問題文より定格電流 40 A のヒューズに 80 A の電流が連続して流れたとあります。
従って
ヒューズには、80/40の2で、定格電流の2倍の電流が流れたことになります。
問題より定格電流は40Aです。
そして2倍の電流が流れているので表より選ぶと4分以内になります。
【答え・ロ】
問題48
- 図に示す一般的な低圧屋内配線の工事で,スイッチボックス部分におけるパイロットランプの異時点滅(負荷が点灯していないときパイロットランプが点灯)回路は。




ただし, 〇aは電源からの非接地側電線(黒色),〇bは電源からの接地側電線(白色)を示し,負荷には電源からの接地側電線が直接に結線されているものとする。なお,パイロットランプは100V用を使用する。

【解説】
問題ではパイロットランプには、異時点滅になっています。
つまり異時点滅とはスイッチがオフのときに点いて、オンのときに消えるものです。
この問題は少しパイロットランプの特性を理解していないと難しい問題です。
基本的に捨て問でいいと思います。
答えはロです。
イはスイッチがオンになると、パイロットランプが点灯するので不正解です。
ハとニはそもそも3線なので不正解です。
【答え・ロ】
問題49
- D種接地工事を省略できないものは。
- イ.乾燥した場所に施設する三相200V(対地電圧200V)動力配線の電線を収めた長さ3mの金属管。
- ロ.乾燥した場所に施設する単相3線式100/200V(対地電圧100V)配線の電線を収めた長さ6mの金属管。
- ハ.乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する三相200V(対地電圧200V)空気圧縮機の金属製外箱部分。
- ニ.乾燥した場所のコンクリートの床に施設する三相200V(対地電圧200V)誘導電動機の鉄台。
ただし,電路には定格感度電流30mA,定格動作時間0.1秒の漏電遮断器が取り付けられているものとする。
【解説】
イですが金属管で乾燥した場所なので、4m以下ならD種接地工事は省略が可能となります。
従って3mなので省略が可能です。
ロですが金属管で、乾燥した場所で、対地電圧が150V以下なので、8m以下ならD種接地工事は省略が可能となります。
従って6mなので省略が可能です。
ハですが乾燥した木製の床の上で取り扱うの部分で省略が可能となります。
二ですがコンクリートの床の部分はで省略できません。
ハと二が分かりにくいと思いますが
ようするに乾燥した木製の床の上で取り扱うの部分は絶縁性があり、コンクリートの床の部分は絶縁性がないと判断できます。
【答え・ニ】
問題50
- 低圧屋内配線工事で,600Vビニル絶縁電線を金属管に収めて使用する場合,その電線の許容電流を求めるための電流減少係数に関して,同一管内の電線数と電線の電流減少係数との組合せで,誤っているものは。
- イ.2本 0.80
- ロ.4本 0.63
- ハ.5本 0.56
- ニ.6本 0.56
ただし,周囲温度は30℃以下とする。
【解説】
まずこの問題は以下のことは覚えておきましょう。
- 同一管内の電線数3本以下の場合は電線減少係数は0.70
- 同一管内の電線数4本の場合は電線減少係数は0.63
- 同一管内の電線数5本または6本の場合は電線減少係数は0.56
イが不適当です。
【答え・イ】
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