過去問題ー計算問題以外の解説2
問題11
- 単相 100 V の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは。
- イ.絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- ロ.電線の引張強さが 15%減少した。
- ハ.電線相互を指で強くねじり,その部分を絶縁テープで十分被覆した。
- ニ.接続部の電気抵抗が増加しないように接続した。
【解説】
不適切なのはハの電線相互を指で強くねじり,その部分を絶縁テープで十分被覆した。
です。
ねじり接続の場合は、ろう付け(はんだ付け)をしてから、絶縁テープで被覆する必要があります。
あとの選択枠は適当な解答です。
イ:絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。(正しい)
ロ:電線の引張強さが 15%減少した。(正しい)
ロですが引張強度は、20%以上減少させないこと。
とあるので15%減少しても問題ありません。
ニ:接続部の電気抵抗が増加しないように接続した。(正しい)
【答え・ハ】
問題11-1
- 単相100Vの屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは。
- イ.絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- ロ.電線の電気抵抗が10%増加した。
- ハ.終端部を圧着接続するのにリングスリーブ(E形)を使用した。
- ニ.電線の引張強さが15%減少した。
【解説】
誤っているのはロの電線の電気抵抗が10%増加した。
接続においては、電気抵抗を増加させてはいけません。
【答え・ロ】
問題12
- 電気設備の簡易接触防護措置としての最小高さの組合せとして,正しいものは。
- イ.a,h
- ロ.b,g
- ハ.c,e
- ニ.d,f
ただし,人が通る場所から容易に触れることのない範囲に施設する。

【解説】
この問題は知識問題なので知らなければ解けない問題です。
「簡易接触防護措置」を備えた場合、屋内では1.8mで、屋外では2mです。
【答え・ハ】
問題13
- 低圧屋内配線の図記号と,それに対する施工方法の組合せとして,正しいものは。




【解説】
まずイと二は点線なので露出配線です。
ロとハは実線なので天井隠ぺい配線です。
その時点でイが天井隠ぺい配線なので不適当です。
ロですがPF16と記載がありPF16は合成樹脂可とう電線管です。
ロには硬質ポリ塩化ビニル電線管と記載されているので不適当です。
因みに硬質ポリ塩化ビニル電線管はVEです。
ハですが16と記載があり16は厚鋼電線管です。
ハには合成樹脂製可とう電線管と記載があり不適当です。
従って正しいのは二になります。
【答え・二】
問題14
- 機械器具の金属製外箱に施すD種接地工事に関する記述で,不適切なものは。
- イ.三相 200 V 電動機外箱の接地線に直径 1.6 mm の IV 電線を使用した。
- ロ.単相 100 V 移動式の電気ドリル(一重絶縁)の接地線として多心コードの断面積 0.75 mm2の 1 心を使用した。
- ハ.単相 100 V の電動機を水気のある場所に設置し,定格感度電流 15 mA,動作時間 0.1 秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので,接地工事を省略した。
- ニ.一次側 200 V,二次側 100 V,3 kV・A の絶縁変圧器(二次側非接地)の二次側電路に電動丸のこぎりを接続し,接地を施さないで使用した。
【解説】

イの三相 200 V 電動機外箱の接地線に直径 1.6 mm の IV 電線を使用した。
は正しいです。
ロの単相 100 V 移動式の電気ドリル(一重絶縁)の接地線として多心コードの断面積 0.75 mm2の 1 心を使用した。
は正しい記述です。
ハの単相 100 V の電動機を水気のある場所に設置し,定格感度電流 15 mA,動作時間 0.1 秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので,接地工事を省略した。
が誤りです。
水気のある場所に設置した場合は省略できません。
二の一次側 200 V,二次側 100 V,3 kV・A の絶縁変圧器(二次側非接地)の二次側電路に電動丸のこぎりを接続し,接地を施さないで使用した。
は正しいです。
【答え・ハ】
問題14-1
- 床に固定した定格電圧200 V,定格出力1.5 kWの三相誘導電動機の鉄台に接地工事をする場合,接地線(軟銅線)の太さと接地抵抗値の組合せで,不適切なものは。
- イ.直径 1.6 mm,10Ω
- ロ.直径 2.0 mm,50Ω
- ハ.公称断面積 0.75 mm2,5Ω
- ニ.直径 2.6 mm,75Ω
ただし,漏電遮断器を設置しないものとする。
【解説】
この問題も上の問題14の表を覚えておく必要があります。
床に固定した定格電圧200 Vなので300V以下になります。
従ってD種接地工事になります。
また、問題文よりただし,漏電遮断器を設置しないものとする。
となっているので
原則接地抵抗値は100Ω以下になります。
次に接地線(軟銅線)の太さですが
1.6㎜以上あればいいのでイとロと二は正しい記述です。
ハですが断面積を直径に直す式を覚えてください。
断面積=半径x半径x3.14
より
0.75 = 半径 x 半径 x 3.14
これを計算するとおよそ直径は0.9772mmになります。
【答え・ハ】
問題15
- 硬質ポリ塩化ビニル電線管による合成樹脂管工事として,不適切なものは。
- イ.管の支持点間の距離は 2 m とした。
- ロ.管相互及び管とボックスとの接続で,専用の接着剤を使用し,管の差込み深さを管の外径の 0.9 倍とした。
- ハ.湿気の多い場所に施設した管とボックスとの接続箇所に,防湿装置を施した。
- ニ.三相 200 V 配線で,簡易接触防護措置を施した場所に施設した管と接続する金属製プルボックスに,D 種接地工事を施した。
【解説】
イが不適切です。
合成樹脂管工事ですが、支持点管の距離は、1.5mm以内です。
ロは接着剤を使用する場合は外径0.8以上、接着剤を使用しない場合は外径の1.2倍以上となっているので0.9倍でもいいです。
ハは正しい記述です。
二は正しい記述です。
【答え・イ】
問題15-1
- 低圧屋内配線の合成樹脂管工事で,合成樹脂管(合成樹脂製可とう電線管及び CD 管を除く)を造営材の面に沿って取り付ける場合,管の支持点間の距離の最大値[m]は。
- イ.1
- ロ.1.5
- ハ.2
- ニ.2.5
【解説】
この問題は知識問題です。
合成樹脂管工事の支点間は1.5m以下です。
従って正解はロです。
因みにケーブル管工事の支点間は、2m以下です。
【答え・ロ】
問題16
- 単相 3 線式 100/200 V の屋内配線で,絶縁被覆の色が赤色,白色,黒色の3種類の電線が使用されていた。この屋内配線で電線相互間及び電線と大地間の電圧を測定した。その結果としての電圧の組合せで,適切なものは。
- イ.黒色線と大地間 100 V
白色線と大地間 200 V
赤色線と大地間 0 V - ロ.黒色線と白色線間 100 V
黒色線と大地間 0 V
赤色線と大地間 200 V - ハ.赤色線と黒色線間 200 V
白色線と大地間 0 V
黒色線と大地間 100 V - ニ.黒色線と白色線間 200 V
黒色線と大地間 100 V
赤色線と大地間 0 V
ただし,中性線は白色とする。
【解説】
押さえておきたいポイントは中性線は白色です。
つまり単相3線式100/200Vなので3本の線のうち真ん中の線は白色と決められています。
つまり両端の線は赤色でも黒色でもかまいません。
[赤][白][黒]もしくは[黒][白][赤]
次つまり単相3線式なので
[赤][白][黒]を例に解説すると
[赤]と[白]の線間電圧は100Vで[白]と[黒]の線間電圧も100Vで[赤]と[黒]の線間電圧は200Vになります。
従って正しいのはハになります。
【答え・ハ】
問題17
- 単相3線式100/200 Vの屋内配線において,開閉器又は過電流遮断器で区切ることができる電路ごとの絶縁抵抗の最小値として,「電気設備に関する技術基準を定める省令」に規定されている値[MΩ ]の組合せで,正しいものは。
- イ.電路と大地間 0.2
電線相互間 0.4 - ロ.電路と大地間 0.2
電線相互間 0.2 - ハ.電路と大地間 0.1
電線相互間 0.1 - ニ.電路と大地間 0.1
電線相互間 0.2
【解説】
下記表は暗記する必要があります。

電路と大地間及び電線相互間も0.1ΩM以上です。
【答え・ハ】
問題18
-
工場の 200 V 三相誘導電動機(対地電圧 200 V)への配線の絶縁抵抗値[MΩ]及びこの電動機の鉄台の接地抵抗値[Ω]を測定した。電気設備技術基準等に適合する測定値の組合せとして,適切なものは。
- イ.0.4 MΩ
300Ω - ロ.0.3 MΩ
60Ω - ハ.0.15 MΩ
200Ω - ニ.0.1 MΩ
50Ω
ただし,200 V 電路に施設された漏電遮断器の動作時間は 0.5 秒を超えるものとする。
【解説】
下記表は暗記する必要があります。


300V以下でその他の場合に該当するので0.2MΩ以上になります。
次に接地抵抗値ですが
200 V 三相誘導電動機(対地電圧 200 V)ですので使用電圧300V以下のD種接地工事が該当します。
接地工事の場合は、0.5秒以内に動作する漏電遮断器があれば、500Ωとすることができます。
問題より動作時間は 0.5 秒を超えるとなっているので500Ωは適用されません。
従って300V以下のD種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下になります。
従って正しいのはロになります。
【答え・ロ】
問題18-1
- 次の空欄(A),(B)及び(C)に当てはまる組合せとして,正しいものは。
- イ.(A)0.4
(B)C種
(C)10 - ロ.(A)0.2
(B)C種
(C)500 - ハ.(A)0.2
(B)D種
(C)100 - ニ.(A)0.2
(B)D種
(C)500
使用電圧が300V以下で対地電圧が150Vを超える低圧の電路の電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗は区切ることのできる電路ごとに[ A ][MΩ]以上でなければならない。また,当該電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱には[ B ]接地工事を施し,接地抵抗値は[ C ][Ω]以下に施設することが必要である。
ただし,当該電路に施設された地絡遮断装置の動作時間は0.5秒を超えるものとする。
【解説】
下記表は暗記する必要があります。


まずAですが使用電圧が 300 V 以下で対地電圧が 150 V を超える低圧の電路とあるので表よりAは0.2が入ります。
Bですが使用電圧が300V以下なのでD種になります。
Cですが当該電路に施設された地絡遮断装置の動作時間は 0.5 秒を超えるものとするとあります。
従ってCには100が入ります。
【答え・ハ】
問題19
- 直動式指示電気計器の目盛板に図のような記号がある。記号の意味及び測定できる回路で,正しいものは。
- イ.永久磁石可動コイル形で目盛板を鉛直に立てて,直流回路で使用する。
- ロ.永久磁石可動コイル形で目盛板を鉛直に立てて,交流回路で使用する。
- ハ.可動鉄片形で目盛板を鉛直に立てて,直流回路で使用する。
- ニ.可動鉄片形で目盛板を水平に置いて,交流回路で使用する。

【解説】
この問題は知識問題として覚えておきましょう。
図より可動コイル形で直流と鉛直
なので正解はイの永久磁石可動コイル形で目盛板を鉛直に立てて,直流回路で使用する。
です。
【答え・イ】
問題20
- 「電気工事士法」において,一般用電気工作物に係る工事の作業で a,b ともに電気工事士でなければ従事できないものは。
- イ.a:配電盤を造営材に取り付ける。
b:電線管に電線を収める。 - ロ.a:地中電線用の管を設置する。
b:定格電圧 100 V の電力量計を取り付ける。 - ハ.a:電線を支持する柱を設置する。
b:電線管を曲げる。 - ニ.a:接地極を地面に埋設する。
b:定格電圧 125 V の差込み接続器にコードを接続する。
【解説】
この問題は電気工事士しかできない工事を選ぶ問題です。
電気工事士しかできない工事は以下になります。
イ.a:配電盤を造営材に取り付ける。
b:電線管に電線を収める。
ハ.b:電線管を曲げる。
二.a:接地極を地面に埋設する。
あとは電気工事士でなくてもできる作業になります。
従って両方とも電気工事士でなければできないのはイになります。
【答え・イ】
問題20-1
- 「電気工事士法」において,第二種電気工事士免状の交付を受けている者であっても従事できない電気工事の作業は。
- イ.自家用電気工作物(最大電力 500 kW 未満の需要設備)の低圧部分の電線相互を接続する作業
- ロ.自家用電気工作物(最大電力 500 kW 未満の需要設備)の地中電線用の管を設置する作業
- ハ.一般用電気工作物の接地工事の作業
- ニ.一般用電気工作物のネオン工事の作業
【解説】
第二種電気工事士が従事できない工事を選ぶ問題です。
まずポイントとして自家用電気工作物とあります。
自家用電気工作物第一種電気工事士の免状の交付を受けているものしか工事できません。
この時点でイとロになります。
もう一つロは地中電線用の管を設置する作業とあります。
地中電線用の管を設置する作業は軽微な作業に該当するので第二種電気工事でも従事できます。
従ってイが答えになります。
【答え・イ】
問題20-2
- 「電気工事士法」において,一般用電気工作物の工事又は作業で電気工事士でなければ従事できないものは。
- イ.インターホーンの施設に使用する小型変圧器(二次電圧が36V以下)の二次側の配線をする。
- ロ.電線を支持する柱,腕木を設置する。
- ハ.電圧600V以下で使用する電力量計を取り付ける。
- ニ.電線管とボックスを接続する。
【解説】
この問題は電気工事士でなければ従事できないものを選ぶ問題です・
つまり軽妙な作業に該当する作業は電気工事士でなくても作業できます。
順に、見ていくとイですが二次側の配線は軽妙な作業になります。
ロの電線を支持する柱,腕木を設置する。は軽妙な作業になります。(特に電気と関係ない作業なので)
ハの電圧 600 V 以下で使用する電力量計を取り付ける。は軽妙な作業になります。
二の電線管とボックスを接続する。
は電気工事士でなければ作業できません。
【答え・】
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