令和5年過去問題ー計算問題以外の解説1
問題21
- 単相100 Vの屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは。
- イ.絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- ロ.電線の引張強さが15%減少した。
- ハ.差込形コネクタによる終端接続で,ビニルテープによる絶縁は行わなかった。
- ニ.電線の電気抵抗が5%増加した。
【解説】
この問題もよく出題されると思います。
誤っているのは二です。
電線の電気抵抗は増加させてはならない。
となっています。
従って5%増加した部分が誤りです。
イはそのままです。
ロは電線の引張強さですが、20%以上減少させない。となっています。
したがって15%減少しても問題ありません。
ハの差込形コネクタはビニルテープによる絶縁する必要がありません。
【答え・ニ】
問題22
- 低圧屋内配線工事で,600Vビニル絶縁電線(軟銅線)をリングスリーブ用圧着工具とリングスリーブE形を用いて終端接続を行った。接続する電線に適合するリングスリーブの種類と圧着マーク刻印の組合せで,不適切なものは。
- イ.直径1.6 mm 2本の接続に,小スリーブを使用して圧着マークを○にした。
- ロ.直径1.6 mm 1本と直径2.0 mm 1本の接続に,小スリーブを使用して圧着マークを小にした。
- ハ.直径1.6 mm 4本の接続に,中スリーブを使用して圧着マークを中にした。
- ニ.直径1.6 mm 1本と直径2.0 mm 2本の接続に,中スリーブを使用して圧着マークを中にした。
【解説】
この問題
直径1.6 mm=1点
直径2.0 mm=2点
とし
2点=〇
3点~4点=小
5点=中と計算すると
イは直径1.6 mmが2本なので1 + 1=2点=〇(正しい)
ロは直径1.6 mmが1本と直径2.0 mmが1本なので1+2=3点=小(正しい)
ハは直径1.6 mmが4本なので1+1+1+1=4点=小(誤り)
二は直径1.6 mmが1本と直径2.0 mmが2本なので1+2+2=5点=中(正しい)
従って誤っているのはハです。
【答え・】
問題23
- 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形1.6 mmを使用した低圧屋内配線工事で,絶縁電線相互の終端接続部分の絶縁処理として,不適切なものは。
- イ.リングスリーブ(E形)により接続し,接続部分をビニルテープで半幅以上重ねて3回(6層)巻いた。
- ロ.リングスリーブ(E形)により接続し,接続部分を黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(厚さ約0.5 mm)で半幅以上重ねて3回(6層)巻いた。
- ハ.リングスリーブ(E形)により接続し,接続部分を自己融着性絶縁テープ(厚さ約0.5 mm)で半幅以上重ねて1回(2層)巻いた。
- ニ.差込形コネクタにより接続し,接続部分をビニルテープで巻かなかった。
ただし,ビニルテープはJISに定める厚さ約0.2 mmの電気絶縁用ポリ塩化ビニル粘着テープとする。
【解説】
イのリングスリーブ E形 により接続し,接続部分をビニルテープで半幅以上 重ねて 3 回 6 層 巻いた。
は正しい記述です。
ビニルテープは半幅以上重ねて、2回以上(4層以上)巻く。
ですので
ビニルテープで半幅以上重ねて3回(6層)巻いた。
で問題ありません。
ロですがリングスリーブ E形 により接続し,接続部分を黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ 厚さ約 0.5 mm で半幅以上重ねて 3 回 6 層 巻いた。
は正しい記述です。
黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(厚さ約0.5 mm)の場合は半幅以上重ねて、1回以上(2層以上)巻く。
ですので3 回 6 層巻いても問題ありません。
ハですが誤りです。
自己融着性絶縁テープ(厚さ約 0.5 mm)の場合、半幅以上重ねて、1回以上(2層以上)巻き、その上に、保護テープを半幅以上重ねて1回以上巻く。です。
ハの場合は、「半幅以上重ねて 1 回 2 層 巻いた」だけで、保護テープを用いていません。
二の差込形コネクタには絶縁処理をする必要がありませんのでビニルテープで巻かなくても問題ありません。
【答え・ハ】
問題24
- 低圧屋内配線工事臨時配線工事の場合を除くで,600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルを用いたケーブル工事の施工方法として,適切なものは。
- イ.接触防護措置を施した場所で,造営材の側面に沿って垂直に取り付け,その支持点間の距離を8mとした。
- ロ.金属製遮へい層のない電話用弱電流電線と共に同一の合成樹脂管に収めた。
- ハ.建物のコンクリート壁の中に直接埋設した。
- ニ.丸形ケーブルを,屈曲部の内側の半径をケーブル外径の8倍にして曲げた。
【解説】
イの支持点間の距離を8mとした。
の部分が誤りです。
ケーブル工事ですが、接触防護措置を施した場所での支持点間の距離は、6m以下ですので8mではだめです。
ケーブルは、ガス管、水道管、弱電流電線とは触れないように施設しないといけないのでロの記述は誤りです。(電話用弱電流電線とケーブルが触れてしまいます。)
ハの記述も誤りです。
コンクリートの直接埋設する場合は、金属管に収めるなどの防護措置が必要です。
二が正しい記述です。
ケーブルの屈曲半径は、ケーブル外径の6倍以上となっています。
したがって8倍にして曲げたとあるので正しいです。
【答え・ニ】
問題25
- 次表は使用電圧100Vの屋内配線の施設場所による工事の種類を示す表である。表中のa~fのうち,「施設できない工事」を全て選んだ組合せとして,正しいものは。
- イ.a,b,c
- ロ.a,c
- ハ.b,e
- ニ.d,e,f

【解説】
下の表で確認すれば分かると思います。

金属線ぴ工事、金属ダクト工事、ライティングダクト工事ですが、湿気・水気のある場所では、工事できません。
金属線ぴ工事、金属ダクト工事、ライティングダクト工事ですが工事可能なのは、「乾燥した場所‐展開した場所」と、「乾燥した場所‐点検できる隠ぺい場所」です。
したがってa,b,cが工事できないことになり答えはイになります。
【答え・イ】
問題25_1
- 次表は使用電圧100Vの屋内配線の施設場所による工事の種類を示す表である。表中のa~fのうち,「施設できる工事」を全て選んだ組合せとして,正しいものは。
- イ.a,f
- ロ.a,b,d,e,f
- ハ.b,d,e
- ニ.d,e,f

【解説】
この問題は施設できる工事を選ぶ問題です。
以下のことを知っておくと楽です。
ケーブル工事、金属管工事、金属可とう電線管工事(2種)、合成樹脂管工事(CD管を除く)はすべての場所で工事可能です。
従って問題の合成樹脂管工事(CD管を除く)はどこでも工事ができます。
従ってbとeは工事可能です。
bとeが両方含まれているのはロとハになります。
次に金属ダクト工事ですが
金属ダクト工事は「乾燥した場所」で「展開した場所」か、「乾燥した場所」で「点検できる隠ぺい箇所」にのみ、工事ができます。
a、dも正解になります。
つまりこの時点で工事ができるのはa,b,d,eになりハはaが含まれていないのでロが正解になります。
【答え・ロ】
問題26
- 使用電圧100 Vの低圧屋内配線工事で,不適切なものは。
- イ.乾燥した場所にある乾燥したショウウィンドー内で,絶縁性のある造営材に,断面積0.75mm2のビニル平形コードを1 mの間隔で,外部から 見えやすい箇所にその被覆を損傷しないように適当な留め具により取り付けた。
- ロ.展開した場所に施設するケーブル工事で,2種キャブタイヤケーブルを造営材の側面に沿って取り付け,このケーブルの支持点間の距離を1.5 mとした。
- ハ.合成樹脂管工事で,合成樹脂管(合成樹脂製可とう電線管及びCD管を除く)を造営材の側面に沿って取り付け,この管の支持点間の距離を1.5 mとした。
- ニ.ライティングダクト工事で,造営材の下面に堅ろうに取り付け,このダクトの支持点間の距離を2 mとした。
【解説】
まず不適当なものはロです。
ロですが正しくは
展開した場所に施設するケーブル工事で,2種キャブタイヤケーブルを造営材の側面に沿って取り付け,このケーブルの支持点間の距離を1mとした。
になります。
今回はキャブタイヤケーブルなので1m以下ですが普通のケーブル工事では2m以下になります。
イ、ハ、二は正しい記述になります。
【答え・ロ】
問題27
- 住宅一般用電気工作物に系統連系型の発電設備出力5.5 kWを,図のように,太陽電池,パワーコンディショナ,漏電遮断器分電盤内,商用電源側の順に接続する場合,取り付ける漏電遮断器の種類として,最も適切なものは。
- イ.漏電遮断器(過負荷保護なし)
- ロ.漏電遮断器(過負荷保護付)
- ハ.漏電遮断器(過負荷保護付高感度形)
- ニ.漏電遮断器(過負荷保護付逆接続可能型)

【解説】
この問題は難しいと思います。
基本捨て問題にしましょう。
正しいのは二の漏電遮断器(過負荷保護付逆接続可能型)です。
【答え・ニ】
問題28
- 単相3線式100/200 V屋内配線の住宅用分電盤の工事を施工した。不適切なものは。
- イ.ルームエアコン(単相200 V)の分岐回路に 2 極2素子の配線用遮断器を取り付けた。
- ロ.電熱器(単相100 V)の分岐回路に2極2素子の配線用遮断器を取り付けた。
- ハ.主開閉器の中性極に銅バーを取り付けた。
- ニ.電灯専用(単相100 V)の分岐回路に2極1素子の配線用遮断器を取り付け,素子のある極に中性線を結線した。
【解説】
まず問題より単相3線式100/200 V屋内配線とあります。
イの記述は正しいです。
単相3線式 100/200Vの200V電路には、2P2E(2極2素子)の配線用遮断器を使用します。
ロの記述は正しいです。
2極2素子の配線用遮断器は単相100V回路に使えます。
ハの記述は正しいです。
主開閉器の中性極に銅バーを取り付けれます。
二の記述が誤りです。
中性線に配線用遮断器をつなぐことは、原則として、禁じられています。
単相3線式の場合、中性線が遮断されると、200Vの電圧が不均等に加わるため、機器の破損します。
【答え・二】
問題29
- 低圧屋内配線の図記号と,それに対する施工方法の組合せとして,正しいものは。




【解説】
イの図のE19はねじなし管で線が点線なので露出配管です。
イは厚鋼電線管で天井隠ぺい配線なので誤りです。
ロのPF16は合成樹脂可とう電線管で線が実線なので天井隠ぺい配線です。
ロは硬質ポリ塩化ビニル電線管で露出配線なので誤りです。
ハの16は薄鋼電線管で線が実線なので天井隠ぺい配線です。
天井隠ぺい配線の部分が正しいですが合成樹脂製可とう電線管の部分が誤りです。
従って正しいのは二です。
一応見てみるとF2 17は2 種金属製可とう電線管で線が点線なので露出配管です。
【答え・二】
問題30
- 店舗付き住宅の屋内に三相3線式200 V,定格消費電力2.5 kWのルームエアコンを施設した。このルームエアコンに電気を供給する電路の工事方法として,適切なものは。
- イ.専用の過電流遮断器を施設し,合成樹脂管工事で配線し,コンセントを使用してルームエアコンと接続した。
- ロ.専用の漏電遮断器過負荷保護付を施設し,ケーブル工事で配線し,ルームエアコンと直接接続した。
- ハ.専用の配線用遮断器を施設し,金属管工事で配線し,コンセントを使用してルームエアコンと接続した。
- ニ.専用の開閉器のみを施設し,金属管工事で配線し,ルームエアコンと直接接続した。
ただし,配線は接触防護措置を施し,ルームエアコン外箱等の人が触れるおそれがある部分は絶縁性のある材料で堅ろうに作られているものとする。
【解説】
イは誤りです。
屋内に三相 3 線式 200 V, 定格消費電力 2.5 kW のルームエアコンを施設する場合はコンセントは使えません。
ロは正しい記述です。
そのまま専用の漏電遮断器(過負荷保護付)を施設し,ケーブル工事で配線し,ルーム エアコンと直接接続した。
は正しいです。
ハは誤りです。
イと同じくコンセントは使えません。
二も誤りです。
二の専用の開閉器のみを施設の部分が誤りです。
正しくは、開閉器および過電流遮断器を施設です。
ームエアコンと直接接続した。
の部分は正しいです。
【答え・ロ】
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