令和3年度午後
問題36
- 過電流継電器の最小動作電流の測定と限時特性試験を行う場合、必要でないものは。
- イ.電力計
- ロ.電流計
- ハ.サイクルカウンタ
- ニ.可変抵抗器
【解説】
過電流継電器の最小動作電流には、試験電流を調整するために電流計、電圧調整器、可変抵抗器を使用する。
限時特性試験は、試験電流を調整するために電流計、電圧調整器、可変抵抗器を使用する。
動作時間を測定するのにサイクルカッタを用いる。
電力計は用いられない。
【答え・イ】
問題37
- 変圧器の絶縁油の劣化診断に直接関係のないものは。
- イ.絶縁破壊電圧試験
- ロ.水分試験
- ハ.真空度測定
- ニ.全酸価試験
【解説】
変圧器の絶縁油の劣化診断には、真空度測定器は使用しない。
真空度測定器は、真空遮断器の真空バルブについて行う。
変圧器の絶縁油の劣化診断では以下のような試験を行います。
- 絶縁破壊電圧試験
- 水分試験
- 全酸価試験
- 外観試験
- 油中ガス分析
【答え・ハ】
問題38
- 「電気工事士法」において、第一種電気工事士に関する記述として、誤っているものは。
- イ.第一種電気工事士試験に合格したが所定の実務経験がなかったので、第一種電気工事士免状は、交付されなかった。
- ロ.自家用電気工作物で最大電力500kW未満の需要設備の電気工事の作業に従事するときに、第一種電気工事士免状を携帯した。
- ハ.第一種電気工事士免状の交付を受けた日から4年目に、自家用電気工作物の保安に関する講習を受けた。
- ニ.第一種電気工事士の免状を持っているので、自家用電気工作物で最大電力500kW未満の需要設備の非常用予備発電装置工事の作業に従事した。
【解説】
第一種電気工事士の免状を持っていても非常用予備発電装置工事の作業に従事できない。
非常用予備発電装置工事の作業には特殊電気工事士の資格が必要です。
【答え・ニ】
問題39
- 「電気工事業の業務の適正化に関する法律」において、電気工事業者が、一般用電気工事のみの業務を行う営業所に備え付けなくてもよい器具は。
- イ.絶縁抵抗計
- ロ.接地抵抗計
- ハ.抵抗及び交流電圧を測定することができる回路計
- ニ.低圧検電器
【解説】
一般用電気工事のみの業務を行う営業所に備え付けなくてもよい器具は低圧検電器です。
【答え・ニ】
問題40
- 「電気用品安全法」において、交流の電路に使用する定格電圧100V以上300V以下の機械器具であって、特定電気用品は。
- イ.定格電圧100V、定格電流60Aの配線用遮断器
- ロ.定格電圧100V、定格出力0.4kWの単相電動機
- ハ.定格静電容量100μFの進相コンデンサ
- ニ.定格電流30Aの電力量計
【解説】
特定電気用品は定格電流60Aの配線用遮断器です。
【答え・イ】
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