平成30年度
問題21
- 高調波の発生源とならない機器は。
- イ.交流アーク炉
- ロ.半波整流器
- ハ.進相コンデンサ
- ニ.動力制御用インバータ
【解説】
進相コンデンサは、使用条件によって高周波電流を増大させてしまうことがありますが、発生源ではありません。
- 高調波の発生源
- 動力制御用のインバータ
- 半波整流器
- 変圧器の鉄心から発生するひずみ波電流
- アーク炉のアーク電流
【答え・ハ】
問題22
- 写真の機器の矢印で示す部分に関する記述として、誤っているものは。
- イ.小形、軽量であるが、定格遮断電流は大きく20kA、40kA等がある。
- ロ.通常は密閉されているが、短絡電流を遮断するときに放出口からガスを放出する。
- ハ.短絡電流を限流遮断する。
- ニ.用途によって、T、M、C、Gの4種類がある。
【解説】
矢印の部分は、限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器(PF付LBS)の限流ヒューズです。
- 高圧電路の短絡電流を限流遮断します。
- 密閉されているのでガスの放出はありません。
- 遮断時には、ストライカが出てLBSを開放します。
- 用途によって次の4種類があります。T(変圧器用)、M(電動機用)、C(コンデンサ用)、G(一般用)
【答え・ロ】
問題23
- 写真に示す機器の用途は。
- イ.高圧電路の短絡保護
- ロ.高圧電路の地絡保護
- ハ.高圧電路の雷電圧保護
- ニ.高圧電路の過負荷保護
【解説】
写真の機器は、避雷器になります。
避雷器は、雷電圧などの高電圧からの保護に用いられます。
【答え・ハ】
問題24
- 地中に埋設又は打ち込みをする接地極として、不適切なものは。
- イ.内径36mm、長さ1.5mの厚鋼電線管
- ロ.直径14mm、長さ1.5mの銅溶覆鋼棒
- ハ.縦900mm×横900mm×厚さ1.6mmの銅板
- ニ.縦900mm×横900mm×厚さ2.6mmのアルミ板
【解説】
アルミは腐食しやすい素材のため、アルミ板は接地極として使用できません。
地中に埋設又は打ち込みをする接地極として、正しいものは。
- 厚綱電線管:外形25mm以上、長さ0.9m以上
- 銅板:厚さ0.7mm以上、大きさ900cm2
- 銅棒、銅溶覆鋼棒:直径8mm以上、長さ0.9m以上
- 鉄棒(亜鉛メッキ):直径12mm以上、長さ0.9m以上
【答え・ニ】
問題25
- 工具類に関する記述として、誤っているものは。
- イ.高速切断機は、といしを高速で回転させ鋼材等の切断及び研削をする工具であり、研削には、といしの側面を使用する。
- ロ.油圧式圧着工具は、油圧力を利用し、主として太い電線などの圧着接統を行う工具で、成形確認機構がなければならない。
- ハ.ノックアウトパンチャは、分電盤などの鉄板に穴をあける工具である。
- ニ.水準器は、配電盤や分電盤などの据え付け時の水平調整などに使用される。
【解説】
高速切断機は、鋼材等の切断のみに使用され研削をする工具ではありません。
【答え・イ】
Sponsored link