平成30年度
図は、高圧受電設備の単線結線図である。次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
問題46
- ⑥に設置する機器の組合せは。
【解説】
⑥には、計器用変圧器(VT)と変流器(CT)に接続されています。
⑥には電圧関係と電流関係を計測するよう電力計(kW)と力率計(cosφ)が入ります。
従ってイが正解です。
【答え・イ】
問題47
- ⑦で示す部分の相確認に用いるものは。
【解説】
ロが高圧検相器です。
高圧用の検相計で二つの検電器の位相差から相確認を行います。
イは低圧用の検相器のため高圧では使用できません。
ハは放電用接地棒です。
ニは風車型の検電器(特別高圧用)です。
【答え・ロ】
問題48
- ⑧で示す機器の役割として、誤っているものは。
- イ.コンデンサ回路の突入電流を抑制する。
- ロ.コンデンサの残留電荷を放電する。
- ハ.電圧波形のひずみを改善する。
- ニ.第5調波等の高調波障害の拡大を防止する。
【解説】
⑧の機器は直列リアクトルになります。このリアクトルの役割は
- 突入電流の抑制
- 波形のひずみ改善
- 高周波(第5高調波等)障害を防止
【答え・ロ】
問題49
- ⑨の部分に使用する軟銅線の直径の最小値[mm]は。
- イ.1.6
- ロ.2
- ハ.2.6
- ニ.3.2
【解説】
⑨で行う接地工事は、A種になります。A種で使用する電線は直径2.6mm以上と定められています。
【答え・ハ】
問題50
- ⑩で示す動力制御盤内から電動機に至る配線で、必要とする電線本数(心線数)は。
- イ.3
- ロ.4
- ハ.5
- ニ.6
【解説】
⑩の左側にある動力制御盤内に存在する図記号は、Y-Δ結線を表しています。
どちらの結線も電線の本数としては合計6本が必要です。
【答え・ニ】
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