令和2年度
問題26
- 写真のうち、鋼板製の分電盤や動力制御盤を、コンクリートの床や墜に設置する作業において、一般的に使用されない工具はどれか。
【解説】
イは油圧式パイプベンダです。
パイプベンダとは配線用の電線管の曲げなどに使用します。
油圧を利用するため、手動タイプのパイプベンダよりも太いパイプを加工することができます。
ロはトルクレンチです。
ボルトやナットを一定のトルクで締め付けるのに用いる。
ハは振動ドリルです。
コンクリートの壁等に穴をあける際に使用する。
二は水準器です。
水平及び垂直に調整するのに使用する。
【答え・イ】
問題27
- 乾燥した場所であって展開した場所に施設する使用電圧100Vの金属線ぴ工事の記述として、誤っているものは。
- イ.電線にはケーブルを使用しなければならない。
- ロ.使用するボックスは、「電気用品安全法」の適用を受けるものであること。
- ハ.電線を収める線ぴの長さが12mの場合、D種接地工事を施さなければならない。
- ニ.線ぴ相互を接続する場合、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続しなければならない。
【解説】
金属線ぴ工事の配線は「絶縁電線（OW線を除く）であること」が定められています。
【答え・イ】
問題28
- 高圧屋内配線を、乾燥した場所であって展開した場所に施設する場合の記述として、不適切なものは。
- イ.高圧ケーブルを金属管に収めて施設した。
- ロ.高圧ケーブルを金属ダクトに収めて施設した。
- ハ.接触防護措置を施した高圧絶縁電線をがいし引き工事により施設した。
- ニ.高圧絶縁電線を金属管に収めて施設した。
【解説】
高圧絶縁電線はシールドが無いため金属管へ施設できません。
高圧屋内配線は、がいし引き工事(乾燥した場所であって展開した場所に限る)かケーブル工事によらなければならない。
【答え・ニ】
問題29
- 地中電線路の施設に関する記述として、誤っているものは。
- イ.長さが15mを超える高圧地中電線路を管路式で施設し、物件の名称、管理者名及び電圧を表示した埋設表示シートを、管と地表面のほぼ中間に施設した。
- ロ.地中電線路に絶縁電線を使用した。
- ハ.地中電線に使用する金属製の電線接続箱にD種接地工事を施した。
- ニ.地中電線路を暗きょ式で施設する場合に、地中電線を不燃性又は自消性のある難燃性の管に収めて施設した。
【解説】
地中電線路には電線にケーブルを使用し、管路式、暗きょ式、直接埋設式により、所定の土冠で施設する電線路のことです。
【答え・ハ】
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